パザ日誌

コラムというほど大袈裟でなく、日記というほど更新もできない。
ただ、pazapのメンバーが思ったことを書き綴るページです。


2002年3月20日(水曜日)----すぎもと

蝋人形の館

車の中でラジオを聴いていたら懐かしい曲がかかっていた。 聖飢魔IIの「蝋人形の館」だった。フルコーラス聴くのは何年ぶりだっただろうか? 実はこの曲は高校の頃やってたバンドのライヴでやった事がある。

初めてエレキギターを手にして、エフェクターもディストーションとコーラスとを買いアナログディレイなんていうコンパクトエフェクターがまだ主流だった頃、ヤマハのデジタルディレイも買った。 ペダルとディレイ

でもヴォリュームペダルなんて持って無かったのでこの曲をやるにはちょっと苦労したのだ。サビ(?)の前、つまり「こーんやもひとり」っていう前に三拍のブレイク(曲が一瞬止まる部分)があるのだが、そこでギターは一拍だけ休みであとの二拍はサビに向かってクレッシェントするのである。文章では説明しにくいが、この一拍の休みの間が大変なのであった。「ジャン!」と一拍弾いてブレイクした後、すぐにヴォリュームをゼロにして次に出る音を弾き、残りの二拍でその音をだんだん大きくなるようにヴォリュームで上げていくのである。

ヴォリュームペダル(足で音量を調整するやつ)があれば手と足で分担できるのだが、それがないと全部手でやらないといけない。これは初心者には辛いけど、決まればすごい得意げなもんだった(でも見る人にはあまりこの苦労は伝わらない所が悲しい)。これの上級編で「ヴァイオリン奏法」なんてのもあって、こっちはもっと難しいのだがワタシは出来ない。

ヴォリュームペダルを使っている人にはなんて事は無い事だが、またあの満足感もなくなると思えばどっちがいいのか? ワタシにはわかりましぇん……(写真は当時つかってたディレイと、その後買ったヴォリュームペダル)。


2002年3月19日(火曜日)----すぎもと

Galaxy

ZOOM9030

BBSにて生野さんから、「単体マルチエフェクターの電池切れによってパラメーターとかの設定をSaveできない」というお困りの声を聞いて、自分でも試してみました。試したのはボクがかつてギタ−弾きだった頃使っていた ZOOMの9030というハーフラックのマルチ(もう10年以上前のやつだと思うんですが、電池はまだ大丈夫みたいでした)。それをMIDIインターフェイスに繋いでMacを立ち上げます。

Galaxy使い方

使うソフトはOPCODEのGalaxyというソフト。まず9030をOMSのスタジオセットアップで認識させます。そしてGalaxyで新しいバンドルを作成。次に9030側で送受信できるようにセッティングして「Get All Banks From ZOOM 9030」で自動的に9030からダンプアウト。

DUMPOUT成功

パッチのリストを見るとちゃんと9030の設定どおり。特に問題もなく、すんなりセーブ出来ました。試しに9030側のセッティングを工場出荷時の状態に戻してみて、Galaxyからさっき保存したバンドルデータを全部センドしてみたら、ちゃんと保存状態に戻りました。

このGalaxyはEditor機能がついてないのですが(かつてはGalaxy Plus Editorというソフトも市販されてましたが、今はもう無いでしょう)データの保存ならばこれで充分でしょう。ZOOMのGFX-8は こういうソフトがあって便利ですね。ちなみにXG音源を編集できるXGEditorもかなり便利なのですが、XGWorksに組み込まずにXGEditorだけ欲しかったです。そうそうXGEditorと同じようなものがQY700にも組み込まれていてかなり使いやすいですねぇ。ということで、生野さん出来ました?


2002年3月18日(月曜日)----すぎもと

模様替え

うちのサイトは今大々的に改装中です。表面下で行われていたHTMLからXHTMLへの移行もおおまかには完了し、残すはトップページだけだったのですが、本日何とか完了しました。長かったぁ〜(独り言)。

トップページはいわゆる「テーブルレイアウト」(正式には「表」として使うものをレイアウトとして使うもの)っちゅうやつを使ってまして、 便利なのでなかなか手放せなかったのでしたというか、手放したくても替わりのやりかたが実質無い状態)。スタイルシートったってUA(ブラウザー)の対応具合がまちまちですし。NN4.x問題にもぶつかるし。

てなことを悩みながら、なんとかスタイルシートでカラフルゥにしてみました。でもこのスタイルシートはハマりますねぇ、面白い。慣れてくるとテーブル組むより色々できそうな気がしてきます。

それから、XHTMLってalign="oo"とかtarget="oo"なんてのが使えないんですねぇ(いや、HTMLでも使えるけど推奨されてないだけか?)。そういうタグは全部スタイルシートに任せるという事らしいです。これからはスタイルシートの時代かな? いや、FLASHの時代が来そうですが……、本格的に。そりゃそうか。スタイルシート地味にいじるより、FLASHは派手でカッコいいもんねぇ。でもバカテク集団の音楽が人の心を打つとは限らないのと同じで、要は内容とセンスなのでしょう。んー、内容とセンスねぇ。コレガイチバンムヅカシイ……。あと一〇〇年ばかり待ってください。

そうそう、まだまだ見にくい所がいっぱい有りますが、ちょっとづつ直していきますのでよろしくお願いします。


2002年3月17日(日曜日)----すぎもと

ヘッドフォン・アンプ

AT-HA2

久しぶりに大阪へ行った。目的はヘッドフォン・アンプを買う事。最近pazapの練習でクリックを聴くのに今まで使っていた電池駆動式のヤツが調子悪く、クリックを聞き逃す事たびたび。演奏は止まってしまうし、クリックに合わせるためにテンポはばらばらになっていたのだ。ライヴまで二ヶ月を切った今、本番でこんな事するわけには絶対にいかない。

そこで去年の終わり頃、大阪は谷九にあるドラム専門店、 ACTのサイトに 載っていて気になっていた audio-technicaのヘッドフォン・アンプ AT-HA2 (定価七〇〇〇円)を買いにいったのだ(その前についでもあったので日本橋にも寄って、無いかどうか調べて見たけど、どこにも置いてない。こういうのあんまり需要がないのかなぁ……)。

問題はどれだけパワーが有るかなんやけど、ACTの良い所は確認させてくれること。やっぱり音できめる楽器屋は、ちゃんと試奏できないとね。勿論ここもちゃんと試打室があって、「どっちのライドがええかなぁ……」とかドラムセットに組み込んで試奏できるので最高の場所なのだ。シンバルだけで演奏するんじゃないので、ちゃんとセットに組んで叩いてから選べるのだ。もちろん他のパーツも同じ。

でも今回は民生用のアンプなので、まさか実際に聞かせてくれるとは思わなかった。でも流石ACTさんはすごい!ちゃんと聞かせてくれました。今使っているのを持っていくのを忘れたので、聞き比べができなくてちょっと不安やったけど帰ってから聴きくらべるとかなりいい感じ。

店員の人に聞くとやっぱりヘッドフォンは「密閉式」がいいとアドバイスしてもらった。オープンエアだと音が散ってしまうらしい。なるほど、ボクの場合もヘッドフォンにも原因があるようだ。ボクはシーケンサーをpazapに取り入れた時に、どっちがいいか調べたら、プロの人の本に「密閉式は周りの音が聞こえにくくなるので、オープンエアーのほうがいい」と書いてあるのを読んで、すっかり信じきってしまってたのだった(孝三先生もそういえば「密閉式」だったような)。

今度はヘッドフォンも探しに行こうっと。ACTの店員さんはSONYのがお薦めということだった。今日の教訓「餅は餅屋」!!


2002年3月14日(木曜日)----すぎもと

欽ちゃん走り

そうそう、大塚製薬といえば最近CMが面白いですね。一番好きなのは、「カロリーメイト」の「バス通学篇」。あのワカゾー君の食いっぷりと、ワカゾー君に思いを寄せる女の子の関係が面白いです(実はあのワカゾー君、チビノリダーだったのですね)。

それから最近はやっぱり"Five Mini"ですねぇ。 松雪泰子さんの美しさの秘けつは「欽ちゃん走り」ですか!! あっはっは。そうくるとは思わなかったのでうけました。それにしても、ブームになったニュース画面で欽ちゃん走りしてる、グレーのジャージの女のヒトの表情が最高です。

大塚製薬は 大塚ADVIEW SITEというCMを集めたサイトがあります。Web上でCMも見る事ができますので、「グレーのジャージ」をみませう!


2002年3月13日(水曜日)----すぎもと

ブランド

ボクは別に徳島県出身だからというわけではなく、 大塚製薬のファンなのです。

製品ラインアップがちゃんと統一してることなど、ちゃんと製薬会社としてのポリシーを感じます。だから他の大手飲料メーカーの自販機と並べてみると、見劣りするというのはしょうがないのです。 むしろ他の大手のように、炭酸から乳酸飲料から果汁ものからコーヒーまで、なんでも揃っていて短いスパンで次々にリリースして売れなければすぐ消える。それはそれで飲料専門メーカーとしては、ある意味正しいかもしれませんが、みんながみんな同じ事をする必要はないと思います。

そんな中、単体自販機としてソフトドリンクを販売してる大手は、大塚製薬だけカラーが違います。正しいブランド意識だと思います。コーラが欲しけりゃ、コカコーラやペプシを買やぁいいだけの話です。

この「正しいブランド意識」というのは大事ですね。今日のZD Newsの記事にこういう記事がありました。

その例外にあたるのが,もちろんAppleだ。Desbarats氏によると,Appleの功績は,ディテールに気を配った点にあるという。「人々はディテールを気にする。Appleはその点を分かっている。Appleの理念を理解せずに,外観だけをまねしようとする企業は必ず失敗する。トランスルーセントデザインのPCが全て失敗したのは,どうやってブランドに価値を加えればいいかを分かっていなかったからだ」

ポカリスエットが強いのは、こういう事かもしれませんね。


2002年3月12日(火曜日)----すぎもと

コピーコントロールCD

エイベックスがコピーコントロールをかけた国内初のCDを発売すると発表して話題になっている。

ただ同CDには音楽再生専用ソフトが含まれており,起動することでエクストラトラックに収録された音楽を再生できる仕組みになっているという。ただMacintoshには現時点では非対応で,MacユーザーはPCでこれらのCDを再生することは不可能だ。

このあたり、Mac使いのワタシとしては「どういうことだ!」と思ったが、今日のMacWire Onlineのこばやしゆたかさんの記事( ミンナノキモチはどこにあるのかな)を読んで「なるほど」と思った。なんだ、逆にMacではMP3へのリッピングもできる、中途半端な欠陥品じゃないの? ともかくレコード会社は著作権保護をタテにした売り上げ確保のためには、消費者の個人的に音楽を楽しむ権利を奪うのはしょうがないという訳だね。

そもそもJASRACや大手レコード会社の思うようにされていた、今までが異常だったのではないのでしょうか? これはリスナーだけでなく、ミュージシャン側からも疑問がでています。例えばJASRAC等の問題は 坂本龍一さんが著作権管理の一元化問題について新聞に寄稿して訴えたことは有名です。

時代の流れによって自分たちの利権が危ういので、それをまもりたがる団体は 日本音楽界の未来なんかまったく考えていないのですね、きっと。

たしかにデジタルデータになると著作権を守るのは大変だと思います。そのうち何か良い方法なりアイデアが出てくると思います。でもミュージシャンはデジタルデータだけでなく、ちゃんと直接作品を伝えられるのです。たかがMP3という思いはボクにはあります(ただMP3の方がマシなんて言われる場合もありそうで、ちょっとこわい……)。

と言うコトで5/12のライヴには是非確かめに来てください!……と宣伝しておわり。

参考サイト

2002年3月11日(月曜日)----すぎもと

ひとりごと

今日はホンマに「むねお」ばっかりやね。なかでもテレビのインタビューに答えてた地元北海道のおばちゃん。「かわいそうに、地元のためによくやってくれたのに」なんて泣かせてくれるよねぇ。

あのね、おばちゃん。あのオトコ(ら?)の言う「地元」は自分に有利になる様なヒト(又は団体)の事を指してるんやで。今の壱万円札のヒトみたいなもんやね。あのヒトの言う「ヒト」に入ってないヒトもいっぱい居るんやで。それやのに、おばちゃん泣かせるねぇ。やった事はどうか知らんけど、このおばちゃんを裏切ってるんかなぁと思ったら腹立ってくるわ。

それはそうと、 MBSラジオの「諸口あきら」のイブニングレーダーは今月いっぱいで終了するらしい(涙)。 好きでよく聞いてたので非常に残念。仕事の合間に車の中で聴いたりしてて、今まで三回電話もかけた。そしてその内二回は番組中で読まれたのだ!うぉー嬉しかったー!! 打率すごいっしょ(写真はその時のノベルティです)。 イブニングレーダー景品 水野さんや魚住さんとのあの絶妙なやり取りがもう聴けなくなるのか……。そして、あのテーマ曲。誰の曲か知らないが、ワタシ好みのトリッキーな曲だったので、あれが聴けなくなるだけでも寂しいねぇ。



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