パザ日誌

コラムというほど大袈裟でなく、日記というほど更新もできない。
ただ、pazapのメンバーが思ったことを書き綴るページです。


2003年01月31日(金曜日)----すぎもと

フセイン大統領?

次のライヴのDMをなかなか作れないでいます。すいませんです。今は下絵の線画をスキャンして、二階調化してトレースしている所で停まってます。最近はもっぱらビットマップ系でなくて、ヴェクター系になってます。明日中にはアップ出来ると思いますのでよろしくお願いいたしますです。

図書館で借りて来た本を読んでたら、テレビでタモリさんが手洗いについて何か言ってたですね。本を読んでたので始めの方がハッキリと聞けて無かったのですが、風邪とかインフルエンザとかが流行っているので、そういう事なのだと思いますが、ちょっとツッ込んでしまいましたです。つまりタモリさんは菌が接触感染するから、唾とかが飛んで手とかに付くから手洗いをしなければいけない、と言ってましたが、ボクの認識では風邪は確かに接触感染なのでその通りなのですが、インフルエンザは接触感染ではなくて空気感染だと思うんですが。

もちろんうがいにしても手洗いにしてもしないよりはした方がいいのでしょうが、風邪とインフルエンザは根本的に違うものだというのをまずは認識しないといけないような気がします。まだインフルエンザっていうのが、「風邪のきついやつ」って思ってたりは……、いまさらさすがにそれはないですよね。しかしボクも去年インフルエンザで充分苦しみましたし、もうあの苦しみはご免です。規則正しい生活が1番大切らしいんですが、残念ながらボクにそんな事は出来そうにありません。くくく……。

それはともかく、「今日は日本を国家と呼べるのか(湾岸戦争が突きつけたもの)」(村松 剛・著)っていう本を図書館で借りて来て読んでたのですが、まず「へぇー」って思ったことは、日本のマスコミが盛んに言ってる「フセイン大統領」っていう呼び方が間違ってるって事です。

中東のアラブ人はふつう姓がなく、姓のかわりに父親の名まえをうしろに添えます。祖父、曾祖父、玄祖父の名まえまで書くこともあります。サダム・フセインとは、フセインの子サダムという意味です。

つまり「フセイン大統領」というのは親父さんの名前なのでおかしいのですね。放送局って"0"を「ゼロ」ではなく「れい」って読ませたりと細かいこと決まってるのに、なんで「フセイン大統領」って言うんでしょうねぇ? 無知?? ……って、ボクも今日まで知りませんでしたが……ははははは(苦笑)。


2003年01月30日(木曜日)----すぎもと

所有権の放棄

昨日の「松本紳助」の中で臓器移植の話しは面白かったです。その中でダウンタウンの松本さんは臓器移植に対して「全てのものを提供してもいい」と言っていて、その理由に「体なんて単なる乗り物にすぎない」という事、「だから自分のものではない」という事を言っていました。それに対しての紳助さんは「そうやから自分で決めなあかんねん」なんていうチグハグな答えをしていたりして面白かったです。ボクは紳助さんの「海に散骨してほしい」という考えには大賛成です。いや、死んでしまったのなら肉ごと海に投げて欲しい気がします。魚が好きでこれだけ食べてきてるんだから、せめて死んだ後くらいは魚類の腹の足しに成りたい気がしますから。「自分が死んだら鴨川にでも投げて魚の餌にでもしてやってくれ」と言った親鸞聖人の考えに一票って感じです。勿論法律的には無理な話しですが。

松本さんの話しは面白いのですが、首をひねる部分がありますね。つまり「自分の体なんて単なる乗り物で自分のものではない」というのと「だから全てのものを提供してもいい」というのが繋がるのはどういう事なんだろうという事です。自分の体の所有権を放棄するという事は、自分の体の使い道を自分では決められないという事ですからね。だって自分に所有権のない車を自分が他人に売ったりあげたりする権利はないでしょう? でも「自分の体が自分のものなんていうのはエゴだ」とまで言った松本さんの発言はまさにその通りだと、持った湯飲みをばったと落し、小膝叩いてにっこり笑いたい気分でした。

小澤征爾さんのドキュメント

昨日の夜は「本当に何の役に立たなくて使っても苦労に見合う評価が得られにくく、逆にテンポが狂ってるようにも取られかねないポリリズム講座」(笑)のためにMP3作りをやってて、しかしこんな事しても一銭のお金になる訳でもないのに我ながらよくやるなぁ……などと苦笑しつつ、休憩がてらにテレヴィジョンのスイッチを入れたら、小澤征爾御大のドキュメンタリーをやってました。わはは、説明が長くて無駄ですなぁ。面白かったのでヴィデオに録りながら全部見てしまいました。

小澤征爾さんと言えば中学の頃のボクのアイドルで、夏休みの宿題の読書感想文には小澤征爾さんの本「ぼくの音楽武者修行」を選んだものです。そういえばこの前本屋さんにこの本が平積みになってましたねぇ。これからボクが一生かかって経験する事も(例えばボクが百歳まで生きたとしても)この人の経験した事の、およそ1/3にも満たないのではないかと思ってしまいます。ヨーロッパでバイクを走らせて宣伝するからという条件でホンダ富士重工にスクーターなどを提供してもらって、ギターを持ってヨーロッパに船で渡り、スクーターでヨーロッパを横断だなんて、そういう行動力はきっと音楽に対する情熱からくるものなのでしょうねぇ。

ドキュメンタリーの中で、夏にキャラヴァンを組んで若い演奏家を引き連れて、田舎の山あいのお寺や学校の体育館を何か所も廻っているのだと知りました。しかも無料のコンサートで、告知もほとんど無しだそうです。チェリストのロストロポーヴィッチさんに勧められて、始めは嫌で断ってたのだそうですが、やってみると人々の素直に感動するその姿に本当にやって良かったと思えるようになってきたそうです。音楽の原点といいますか、演奏側と聴衆の近さとか、素直に感動してくれるその表情とかに何かがあったのでしょうね。ある中学校では演奏のおかえしとして中学生が合唱をしてましたけど、それを聴いていた小澤さんの目には涙が光ってました。こういう所がこの人の魅力ですね。演奏の上手下手じゃなくて、一生懸命歌っている。先生に歌わされているからしょうがなく歌っている子もいる。それでも一生懸命歌っているその姿に感動するのだと言ってました。クラシックの演奏家っていうと何かエリートっていう感じがあるのですが、本当に心のこもった凄い演奏家っていうのは、実はこういう音楽の原点みたいな事がちゃんと分かっている人なんでしょうね。


2003年01月29日(水曜日)----すぎもと

役に立たないポリリズム講座(その三)

の中で三つの例として、pazapの最近のスタジオでの練習音源(MDウォークマンで録音)などから、MP3でのサンプルをつけてみました。ちょっと分かりにくいかも知れませんが……。なお、このシリーズは 変態太鼓叩きの為の個人的な覚え書きの方にまとめる予定です。

赤白ハッキリ

そういえば、まだこの前の「千と千尋の神隠し」のテレビ版を見てませんでした。まぁ、色々と「やっぱり赤かった」っていう話しも聞いてますし(そんなのは始めから分かってた事ですが……)別にどうでもいいのですが、テレビで初めて見た人に聞いてみたら「気にならなかった」という事でした。視聴率が凄かったなんていうニュースかなんかでチラっと画像が写ってたのを見たら、確かに赤かったですね。しかし、あんなに視聴率があったという事は老いも若きも見てるっていう事ですから、NHKも紅白なんかやめて「千と千尋」でも放送しといたらよかったのに。NHKホールで上映して、見終わったら審査員が「赤か白か」を決めるなんていう、「紅白千と千尋」または「大晦日は千と千尋で赤白ハッキリケリ付けよう合戦」なんていうのはどうでしたでしょうねぇ。もちろん「千と千尋」の画像の話しですけど……。

役に立たないポリリズム講座(その2)

役に立たないポリリズム講座の続きです。

ポリリズムの記譜法

ポリリズムの記譜法も色々とありますが、上の譜例は異なるリズムを同じ拍子で書く場合(左)と違う拍子で書く場合(右)です。どちらも同じ様に演奏されます。ポリリズムの部分が長くて、いちいち連符記号があると逆に分かりにくい場合は右の方が分かりやすいのかも知れません。右の書き方はストラヴィンスキーのスコアの中とかで見られます(全部がこういう書き方ではなくて、左右のどちらの書き方も出て来ますが)。こういう書き方がスタンダードなのかどうか、よく知りませんが、こういう書き方もあるという事で……。

「魔女」の譜例

ここからは厳密に言うとこれはいわゆる「ポリリズム」とは違うと思うのですが、ついでに紹介しておきます。これは「ヘミオラ」っぽい感じですかね。7/4のリズムの中に7/8のフレーズが2回入ります。勿論、逆に7/8に7/4が入っても同じ事です。これは7/4と7/8ではアクセント部分が変わって来るので、ちょっとトリッキーな効果が得られます。pazapでは「魔女」という曲の一部に使っております。ちょっと分かりにくいですが、サンプルを聴いてみてください。

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「魔女」の一部を聴いてみる(MP3)

「Toy Boy」の譜例

これはpazapの"TOY BOY"という曲のドラム・パターンです。この曲ではギターとシンセが4/4で、ドラムとベースが8/9と7/8を交互に演奏します。9/8と7/8は4/4が2小節と同じ長さなので、2小節で解決します。これも前のと同じで小節のアタマの位置が違うので、ちょっとトリッキーになりますが、4/4で感じる事も出来ます。そのToy Boyを最近の練習の音源から聴いてみてください。(ドラムのパターンは譜面通りではないです)

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「TOY BOY」の冒頭部分を聴いてみる(MP3)


2003年01月28日(火曜日)----すぎもと

勧誘の電話

何かよく不動産屋さんみたいな人から電話がありますですねぇ。何を根拠に不動産なんかに興味のない、いや、興味あっても宝くじにでも当たらないと買えないようなボクに勧誘してくるのか分かりませんが、断るのに苦労しますですね。パターンはだいたい一緒で、何やかんや誘導尋問してきて家族構成とか今住んでるのが一件屋なのか賃貸なのかとか、年齢とかを知ろうとしてるようです。新手のデータ収集屋かと思うくらいです。いくら「興味ない」っていっても次から次に何かと話し掛けてくる感じがもう、どれだけの時間を稼げるかなんていうテレクラのサクラかと思うくらい。……て「テレクラのサクラ」がどんなもんか、よく分からないのですがね。(こんなの書いたらまた「テレクラ、サクラ」なんていうGoogleの検索でやってくる人が出てくるのですがね。もし来たらご免なさい。今から謝っておきます。ここにはそんな艶やかなネタは御座いませんですよ。)

とにかく、そんなのにいちいち相手してられないですし、正直に答えるのも何かデータベースでも作られるんじゃないかと気持ち悪いですし、テキトーに嘘ぶっこいたりしてるんですが、こういうの「今からスタジオ」なんて時にかかって来るんですよね、時間ない時に限って。本心は「いらん言うとるんじゃ、ヴォケ!」なんて切ってやりたいのですが、出来るだけお互いに気持ちよく会話したいですし(勿論それでも始めから「要りません!」って意思表示はしますよ)、このご時世Yahoo!BBの勧誘にまで逆ギレされるし、何があるか分かりませんからね。

役に立たないポリリズム講座

「ポリリズム」というキーワードで検索をかけて、このサイトへ辿り着いたりする事がちょくちょくあるようです。確かにこのサイト内には「ポリリズム」っていう言葉がちょくちょく出て来ます。でわ、いったいポリリズムとは何なのであろうか! っていうのをボクの認識してる範囲で紹介してみようかな、なんて思いますです。「それは違うやろ!」っていう事を書いてあったりするサイトを見かけたりするので。でも、ボクの認識も正しいとは言えるかどうか、ちょっと疑わしいので、その辺りのツッコミがありましたら教えてくだされば幸いです。

「ポリリズム」っていうのは「複数のリズムが同時進行で演奏される事」なんですが、その辺りの事は取りあえず今回は放っておいて、いくつかのパターンに分類してみましょう。

3拍フレーズの譜例

まず上の一つ目のパターンは小節をまたぐパターン。いわゆる「3拍フレーズ」と言われるようなやつです。譜例では4/4のリズムに下の段のように3拍おきにアクセントがきたり、3拍のフレーズになったりしていて、4/4と3/4が同時進行しているようなタイプです。(点線は3/4のイマジナリーライン) 一般的に「3拍フレーズ」と言われるように、フレーズとして曲のある一部分だけに使用される使い方が一般的だと思います。例えばドラムだけがプレイしたり、ソロのメロディの音型が3拍で解決するような場合が多いです。だから「ポリリズム」というより「トリッキーなフレーズ」という感じでの認識の方が多いのではないかと思います。ちなみに5拍フレーズ、7拍フレーズなど、他にも色々と考えられます。

4拍3連

そして二つめの上のパターンは「同じ周期内で違うリズムが同時進行するタイプ」です。これはポリリズムを説明する時に一番良く出て来るパターンですね。はじめのパターンと同じように4と3の同時進行ですが、バーラインを超えずに1小節で解決するのでフレーズとしても使えますし、1曲まるごとでも使いやすいです。左は3/4で記譜した場合で、上の3拍に対して下は3拍4連(3拍を4等分)になります。右は4/4で記譜した場合で、上は4拍3連(4拍を3等分)になります。

3拍4連と4拍3連

3拍4連とか4拍3連なんてどういうこと? っていう人もいるでしょうが、上の譜例のように考えると分かりやすいでしょう。左は3拍4連の考え方です。16分音符を3つづつにグルーピングして、頭にアクセントを付けたものです。アクセントだけ叩くと3拍4連となります。右は4拍3連です。考え方はまったく同じで3連符を4でグルーピングして、頭にアクセントを付けます。(右の上の段)同じ様にアクセントのみを叩くと4拍3連のできあがりです。このタイプをボクは「同じパルス上で進むポリリズム」と呼んでいます。3/4の16ビートと4/4の3連が同時に進行してるのと同じで、それぞれ16分音符と3連符1個づつは同じ長さだという事です。音符の長さが同じなので実用的で、聞き様によって16ビートにもシャッフルにも聞こえる面白い効果が得られます。もうお気付きだとは思いますが、実は一番始めに出て来た「小節をまたぐ」タイプと同じ事なのですね。

4拍5連

今までに出てきたのが「同じパルス上で同時進行するポリリズム」だとしたら、上の譜例は「違うパルス上で同時進行するポリリズム」という事になりますかね。4/4の曲に4拍5連のパターンが乗っかるパターンです。4拍5連は1拍5連を4にグルーピングして頭をアクセントにして、アクセントだけを取り出したものと考えられます。勿論、4/4のリズム自体が5連符で動いている様な曲の場合はこのパターンも「同じパルス上で進行するポリリズム」になるのですが、そんな曲はそうそうないので、一般的な西洋のリズム(4ビートや8ビートや16ビートやシャッフルなど)の上で4拍5連のリズムを乗っけるとパルスが違ってきます。使い方次第では面白い効果が得られそうですね。もちろん4拍7連とか、色々と他にも考えられますし、4拍5連をさらに4のグルーピングにしたり……とか、発展次第ではどんどん広げられますね。pazapではこのポリリズムを「おやまのフジー」のギターソロ前で使ってます。最近のスタジオの練習での音源から聴いてみてください。

Play
「おやまのフジー」の一部を聴いてみる(MP3)

5拍4連

最後に5のグルーピング系でも「同じパルス上のポリリズム」を作る事はできます。上がその考え方です。5/4の変拍子の上で16分音符を5づつグルーピングしてアクセントだけ取り出すと5拍4連になります。これで5と4が同時進行できます。最近のpazapでは「くらむぼん」のイントロの5拍子の上でパーカッションが5拍4連でポリリズムしてます。あと、全員が一斉に5になったり4になったりというような方法も考えられます。fragileの"L.C.M"という曲がこの考え方を効果的に使ってトリップしてて、気持ち悪くて最高に気持ち良いですね。

役に立たないポリリズム講座(その二)につづく

ポリリズムに関する素晴しいサイト
AfroPoly

2003年01月27日(月曜日)----すぎもと

ライヴの事と免許更新

ええと、昨日のスタジオでの写真を一枚。
いくのさんのぎたー

次のライヴまで一ヶ月を切っておりました。昨日はネガポジさんにチケットを貰いに行ってきまして、DMとサイトからのプリントアウトでの当日精算扱いの承諾を頂きましたので、近日中にライヴのページにアップしたいと思います。なお、今までの告知では「前売り一五〇〇円、当日一八〇〇円」となっていましたが、「前売り一〇〇〇円、当日一五〇〇円」でしたので訂正いたしましたです。あわせてよろしくお願いいたしますです。


さて、すっかり誕生日も過ぎてしまったので、三年ぶりに運転免許証の更新に行って来ました(更新期間が誕生日の前後一ヶ月に変わってますよん)。早めに行って早く済ませようと思って出発したのですが、途中で橋……が……ない! はははは。運転免許センターのある羽束師(はづかし)方面に行くときは横大路の大橋が出来てからも羽束師橋を渡ってたのですが、久しぶりに行くと橋が無かったです。ありゃりゃ。とっても不便。しかも遠回りになって予定が狂ったのでした。いつまでも有ると思うな冷蔵庫のプリンと羽束師橋!

そして、免許センターでも有りませんでした。証明写真屋さん。いつも前もって証明写真を持って行かずに免許センターの入り口で撮ってもらってたのですが、これまた有りませんでした。自動のが置いて有ったのでそれに変わったのかなぁ……なんて思ったのですが、違いました。写真自体が不要になってました。前もって改正については調べたつもりが、こういう事務的な変更は行ってみないと分からないのですな。ちょっと待ちましたがスムーズに行ってヨカッタヨカッタ。免許証の写真を撮る所では、前の人とかが皆上着をぬいで撮ってたので、そうしないといけないのかなぁ? と一瞬とまどいましたけど、邪魔くさいので上着は着たまま。今日は居ませんでしたけど、前の更新の時とかには前の人が鏡を出して髪の毛をチェックしたり、表情を作ったりしてて笑えました。いや、ボクには分からない感覚なので。自分の免許証の写真うつりの事なんて、まったく興味なしです。そんなこと思ってるから出来上がったのを見たら変な表情で写っててちょっと嬉しかったです。こういうのどこまで変な顔したらN.Gになるんでしょうねぇ。あと五年間この変な写真かと思うとちょっとラッキーって気分です。


2003年01月26日(日曜日)----すぎもと

本音はやっぱりそこか

すっぱ抜きで知られる週刊紙カナール・アンシェネによると、訪米したシラク大統領の特使がブッシュ政権幹部から「協力しなければ戦後のイラク復興にともなう利権をフランスに回さない」とまで批判され、シラク大統領が激怒、態度を硬化させたという。

共和党の有力者ルーガー上院議員は事務所を通じてAFP通信に「もしフランスやロシアがフセイン政権崩壊後の石油の分け前をほしいなら、軍事行動に参加すべきだ」との主張を伝えた。

アメリカがどうしても戦争をやりたくてしょうがない本当の目的が、フセイン無き後の石油の利権だとしたら、日本がアメリカを支持するということは、その為に血税を使って支援するという事ですね。国際社会がアメリカの考えを支持しない方向に向かっている今、日本がちゃんと自分の国家の立場を表明できないなんて、まったく情けないったらありゃしない。まぁ、兄貴分のアメリカさんに歯向かえる訳もないし、でも反アメリカの風が吹いてる今、その間に挟まれてどうしようどうしようなんて、いかにも日本的な灰色ねずみいろ。主体性なんか、個性なんか持っちゃダメよ、ボクちゃん。ボクちゃん、大きくなったら何になるの? うん、ボク兄さんみたいになるんだ。金髪のおねぇちゃんハベラカセて、コーラ片手にビッグマック食べるの。ダメです、コーラなんか。歯が溶けるわよ、ヤメなさい。一生懸命お勉強して公務員になるのよ。どうして?ボクおにいちゃんみたいなスーパーマンになるんだ。正義の味方になって、プレッツェル一杯食べるんだ。プレッツェルはダメよ、ノドに詰まるから! かぱえびせんにしときなさい。……って、この話しはどこへ行こうとしてるんだ!(笑)えぇと、かっぱえびせんは美味しいって事ですね。


2003年01月25日(土曜日)----すぎもと

担任のその後

昨日の日誌で書いた当時の担任の先生の情報を、日誌を読んでくれた地元在住の同級生からメールで貰いましたのです。結局は今教頭でも校長でもなくて、お亡くなりになったとの事。それはそれは、ご冥福をお祈りいたしますです。しかし、生前には児童に対する猥褻がバレて教師は首になったとの事。どっちにしても、教育者としてはもともとふさわしくなかったという事ですな。しかし、こういう先生が今でもごまんと居る訳でして、(勿論まっとうな先生の方が多いとは思いますが)せめて反面教師になってくれる事を祈るばかりです。

しかし、日本の教育に対する欠点は、様々な環境のせいで教育を受ける事が出来ないという訴えに対して、教育を受ける権利を勝ち取って来た結果ではなくて、国家が都合の良い人間を造る為に「教育を義務」にしたために、おのずと教育を受ける権利がついてきたということでしかないという事ですね。教育を受ける権利が有ると言う事は、一方で教育を受けたくないという権利もあるはずで、受けたくないと思う子供の権利を無理やり押さえ付けてるにも関わらず、義務教育の間でも子供に順番をつけるなんていう事はオカシイ事だという認識を誰も言わない。というか、みんな言わないように教育されてるのか……。

母校の次は

スーパーやデパートの売り上げが何年連続マイナスなんて、ニュースでは色々出てたりするけれど、右肩上がりがいつまでも続かないなんてことは分かりきっていた事だと思うんですが。それとも成長というものはずっと続くなんていう迷信じみた事をづっと信じていたのでしょうか? 何年連続マイナスが異常なら、その前の何年連続プラス成長というのも異常だったのです。もちろん単純に売り上げだけで測れるものではないのでしょうが。そういう意味でももはや、四月になると決まって横並びにベースアップなんていうのが崩壊しても当たり前の時代が来ても異常ではない訳ですよね。迷信を信じていたというよりも、あえて目をつぶって考えない様にしていたという方が当たっているのかもしれませんが。

という事で、いつでも有ると思うな冷蔵庫のプリン。前から言われていた事なのですが、我が母校も周辺校との統合で無くなる事はほぼ決まりっていう感じになってまいりました。

徳島県教委は二十四日、海部郡内県立高校の再編統合試案を明らかにした。日和佐、海南、宍喰商業の三高校を一校に統合し、普通科と情報ビジネス科のほか、県南初の普通科系専門学科となる「数理科学科」を設置する。統合場所は海南高で、学校規模は一学年二百人程度(六クラス)とした。

いつも側にある訳じゃないけれど、帰省したときに訪れる訳でもないけれど、いつもそこに有ると言う事を信じているものが無くなるっていうものは、やっぱり寂しいものですやね。学校に留まらず、町自体の統合の問題も抱えている訳で、さらに町名が無くなるなんて事も十分に考えられるだけに、複雑な気分です。でも町を離れて生活してるものとしては、少なからずの責任をかんじつつ、指をくわえて見ているばかりな訳でありますが。


2003年01月24日(金曜日)----すぎもと

臨時休業?

鷹澤遊戯場さんとこで知りましたが、ジブリは今日から二十八日(火)まで臨時休業だそうです。

さて、このたび当社では第一スタジオのキュービクル(電源設備}の取り替え、並びに社内ネットワークの全張替えを行いますため、下記の期間,臨時休業させていただきます。尚、工事期間中は電気が完全に停まることとなるため、電話FAX等も全く通じない状態となりますのでご了承ください。

何か台風が来る前の変なワクワク感みたいなものまで出て来ましたよ、まったく。大人なんて! 大人なんてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!(笑)

誕生日

えー、今話題(?)の何とかっていう新興宗教。ニュースとかで名前を聞く度に「スティーヴン・キングの新作」かと思ってしまうのは私だけでしょうか? 昨日で三十三歳になってしまいましたすぎもとで御座います。憶えやすい誕生日でございます。123で憶えて下さい。0123でアート引っ越しセンターと憶えていただいても結構でございますし、勿論憶え無くてもぜんぜん問題ありませんし、前後半年間はプレゼント募集してるなんてベタな事も言いません(あ、言ってるか?)。

誕生日で思い出したのですが、小学生の頃に「駅伝コースを走ろう!」なんていうのを学校でやって(やらされて)まして、なんか用紙に県内で正月にある駅伝コースが地図の上に升目で書いて有りましてですねぇ、そのコースを走ろうなんていう企画があったんです。もちろん本当に走る訳じゃなくて、運動場を走るんですけど。一周いくらだから何周走ったら何升だなんて、ハンコ押して行くのか自分で黒く塗りつぶすのか忘れましたけれども、そうやって各自のペースで朝授業の前とか昼休みとか授業とかで走ったものです。

そんなある日、その日が誕生日な訳ですけど、学級会っていうんでしたっけ、ホームルームみたいなので「今日はこの二人が誕生日です」みたいな話しになったんです。ええと、同級生にボクと同じ誕生日の子がいたんですね。その時の担任が「同じ日に生まれてるのにAくんはこれだけ走れて、杉本はたったっこれだけしか走れてないダメなやつだ」みたいな言い方をしやがったんですよ。物凄い誕生日プレゼントでしたね。もう一生忘れないプレゼント。おかげでこれだけひねくれた大人になりました(笑)。まぁ、もともと大嫌いな先生だったので、どうでもいいんですけども。あのアホな先生今何してるんでしょうねぇ。教頭とか校長とかになってたら笑いますね。ヒステリックでとてもそんな器のある人じゃなかったですけど。


2003年01月23日(木曜日)----すぎもと

千と千尋イヴ

明日は「千と千尋の神隠し」の初のテレビ放送があるのですね。 ボクは映画館(シネコン)で見たのですが、ヴィデオもDVDも持っていません。 あまり欲しいとも思っていなかったので、DVDとかが発売されたときに「色が赤い」なんていう騒ぎも、製造過程で欠陥があってそのうち返品交換になるんだろう……とかって思っていて、今ではそういう騒ぎも収まっていたのだと思っていました。「赤い」というのは欠陥で、今売っているのは正常なものに変わってると思って居たのです。でもどうも違うようですね。

ジブリとかも結局は「問題なし」で押し通して、そのままで今も売られていると言う事なのですね。しかもフランス版では「赤くない」とか。またその理由が「日本人とフランス人では色の好みが違うから」なんていうのは、まったく笑えます。映画がヒットしただけに物凄い数のDVDが販売されていると思いますが、返品したら商売にならないなんていう勝手な論理の様な臭いがプンプンしてくる話しですね。ジブリの映画なんて、モロに社会問題について問う作品が多くて、この「千と千尋」だって、両親がバブルで浮かれて子供が売春するっていう事や、ストーカー(顔なし)とかの問題などがテーマとして入ってる社会派アニメじゃなかったの? という感じがして、あんまり良い気分じゃぁないですね。

そういう事で「明日のテレビ放送は赤いのか?」というのが色々言われてて、予告CMでもすでに「赤い」とか言われています。勿論DVDの色を正当化するためには赤くしないといけないとか。さぁ本編はどうでるのか、興味のある所であります。明日はテレビをリアルタイムで見られないので、ヴィデオでも録って見ようかと思いますです。そういえば、生野さんはDVDを買ったって言ってたような……。

参考サイト

文字サイズ

この前ニュースかなにかで、高年齢の方々がパソコン教室かなんかで、メールの送り方の指導を受けておりました。 そのノートパソコンのディスプレーを見てみると、文字の大きい事大きい事。もちろんこれは当たり前のコトで御座います。 ボクもその内そうなるのでありますよ。そして、あなたも。

今日本屋さんで Web Designingという本を立ち読みしました。 面白かったのはこの本の中の二つの記事(もちろん違う人が書いてます)が矛盾しているって事。 一つは 神崎さん の記事で、文字の大きさはユーザーが決める事だから、文字の大きさを指定しないようにした方がいい、というような内容。そしてもう一つは、ブラウザーによってデフォルトの文字サイズがちがうので、文字サイズの指定をいかにして決めるか、というような事でした。

サイトの制作者からしたら、自分の意図したそのままに見えて欲しいものです。でも実際はユーザーは各々見やすい文字の大きさが違って当たり前です。その為にブラウザの設定で文字の大きさのデフォルトを変更できるようになってるのでしょう? 文字の大きさなんていうものは、基本的には制作者が決める事では無いとボクは思うんですが。 ページを表示したら勝手に音楽が流れ出したり、見たくもない重いFlashなんかが流れ出すと、もうそれだけでそのページを見たい気持ちが無くなるのと同じような事のような気がします。まぁボクの場合なのですけれども。 音楽を再生させない設定をしたり、文字の最小サイズを指定したりなんていうのを、ユーザーが決めないといけないなんていうのは、まったくもって本末転倒な話しだと思うんですけど。

Trinomial

エドガー・ヴァレーズと同じくらい今ヘヴィーローテーションしてるのは、もちろん fragileのニューアルバム「斬-ZANN-」なのです。特にその中でも気に入っているのは、勿論七曲目の"Trinomial"という曲です。何故「勿論」なのかというのはボクの好きなポリリズムの曲で、それも次のpazapの新曲の構想としているタイプの曲だったからです。ちょっと前にもかいた(DCPRGでトリップしまくりDCPRGの"PLAYMATE IN HANOI"という曲のポリリズムと同じ考え方のポリリズムで、心地よくトリップできる曲です。一曲まるごとポリリズムっていう感じの曲ですね。基本的には水野さんは4で、矢堀さんと孝三先生は3だったり4だったりと自由に動く感じがちょっとトリッキーで楽しいです。DCPRGはツインドラムで、3と4の担当が決まってる感じで、それはそれで凄く気持ち良いですが、ベースが4で行って、その上で行ったり来たりっていうのもこれまた気持ち良いです。DCPRGがビッグバンド的だとしたらfragileはコンボ的な感じの楽しさという感じですかねぇ。とにかくどっちも凄いです。素晴しいです。楽しいです。ワクワクしますですよ。さぁボクはこの2つとも違った歌もののポリリズムを探っていかないといけないのです。どういうものになるのか、楽しみです。


2003年01月22日(水曜日)----すぎもと

ヴァレーズ

iTunesでエドガー・ヴァレーズを聴きながら、Web巡回やら更新やらをしております。 この前に買ったピエール・ブーレーズ指揮のシカゴ交響楽団のと、前から持ってたケント・ナガノ指揮のフランス国立管弦楽団の二枚です。ケント・ナガノの方は「ヴァレーズ作品集」というシリーズの二つ目のやつで、そのうち一つ目の方の買おうと思っていてまだ実現できてないのです。二枚共に「イオニザシオン」と「砂漠」がかぶっていますが、もともと「イオニザシオン」が目的なので問題ないです。というよりクラシックのCDを買うというのは、そういうもんです。この曲入ってるの一枚持ってるるからもういいや、じゃないです。むしろ好きな曲は、色々な指揮者、色んなオーケストラで聴きたいものです。元のスコアが同じでもです。

それにしてもこの二枚のメンツを見ていても、Frank Zappa好きな人ならすぐに分かる、イワク付きな人々ばかりなのが面白いですね。Frank Zappaが学生時代からこのエドガー・ヴァレーズの「イオニザシオン」が好きなのは有名なのですが、ピエール・ブーレーズもケント・ナガノも共にFrank Zappaのアルバム、しかもオフィシャルリリースのアルバムで指揮をしてるのですね。 勿論そういう理由からもこの二枚のアルバムを買ったという側面も有る訳ですが。しかしこの「イオニザシオン」っていう曲はいいですね。パーカッション・オンリーの曲なので、太鼓叩きには惹かれる所がありますです。是非スコアを手に入れて見てみたいもんです。ボクは中学の頃からオーケストラのフル・スコアを見ながら、クラシックを聴くのが好きな変な子供でしたのです。訳も分からずにですが、小沢征爾がアイドルで指揮者に憧れたものでした。

両方のアルバムに入ってる「砂漠」という曲は、初演の時にストラヴィンスキーの「春の祭典」の初演並みのブーイングの嵐だったそうですね。フランス放送局がライヴで中継したのだそうですが、その録音を聴いたヴァレーズはその混乱に泣き伏してしまったのだそうです。同じような大混乱な初演でも、その後のこの二つの境遇はまったく違いますね。「春の祭典」はもはやスタンダードですが、「砂漠」はクラシック・ファンでも聴いた事がない人が結構居たりするんじゃないでしょうかねぇ。まぁ現代音楽自体がマイノリティな存在ですからね。

切ない矢田亜希子は天下一品

この前の日誌で、マーチングバンドの全国大会の事を書いたのですが、一般の部だけにしか触れて無かった所、実は京都の学校も金賞になってたのを京都新聞のサイトで知りました。( 藤森中吹奏楽部 初の金賞 マーチングバンド全国大会ー京都新聞:2003.01.21)藤森中吹奏楽部の皆さんおめでとうございますです。同じ区内にある学校なので、特に嬉しいですねぇ。素晴しい。いや、みんな素晴しかったのでしょうが。

またまた再放送にハマる話し。そんなこんなで、「やまとなでしこ」(最終回)見ました。またまた今さらながらの話題なのですが、これを見ながら配役が違ったら見方も変わるんだろうなぁ、なんてずっと思っておりました。例えば、松嶋菜々子と矢田亜希子の役が逆だったら、まるっきり見方が変わるだろうという、本(脚本、もしくは原作)より役者に対する思い入れ(というか個人的な好み)が勝つみたいな感じがずっとあったのですが、この最終回を見たらなんか納得してしまいました。あぁ、これでよかったのかなぁ、という感じ。そう考えると配役って難しいよねぇ。失敗したらいくら本が良くてもダメになる事があるもんねぇ。だから芝居のような、本、音楽、映像、セット、配役、演出……とかいう色々な要素がからみ合ってる総合的なものっていうのは大変だよなぁ。勿論その反面、上手く行ったときの楽しさとか喜びみたいなものもひとしおなのでしょうが。とにかく、いまさら旬を過ぎたドラマの話ししても笑われるだけかも知れませんが、面白かったです。あぁ、明日から何を楽しみに生きて行けばいいのだ!(笑)

しかし、「恋のチカラ」でもそうだったのですが、「堤真一の事が好きで良い所まで行くのに、結局は自分の方を向いてくれない矢田亜希子」が最高にいいですねぇ。いや、正確には「堤真一の事が好きで良い所まで行くのに、結局は自分の方を向いてないんじゃないかっていうのをうすうす気付いて戸惑う矢田亜希子」が素晴しく良いです。いや、ちょっと違うな。「堤真一の事が……あぁ、もうイイや(笑)。なんか、またこの二人の同じ様な設定のものを違うドラマで見てみたいものです。フジテレビさん、お願いしますだ!

Xデー

Xデーが近付いているのだとかで、ニュースでも戦争反対のデモ行進が世界で行われている様子が放送されています。 噂(?)によるとXデーは一月二十七日、国連査察団の報告書が提出された時という予測が出ているようです。(かなり反米英ムードが盛り上がってきてるので分かりませんが) 日本でのデモも放送されていて、若い人達が真剣に戦争について、平和について考えている人も居るというのが頼もしい限りでした。なんか年寄りの台詞みたいですが。

Frank Zappaがデモなんかするより自分が直接大統領にならないといけないという考えから、実際に大統領選挙に立候補までしたのですが、確かにデモする事も大事ですが、「自分が大統領になるんだ」という考えも大切です。滋賀県豊郷町の町長リコールにしても、住民投票まで持ち込んでリコール出来たとしても、町長に立候補する人を擁立できないのではそこまでです。 「まぁどっちでもええやん」なんて言ってると、権力者が好き勝手やってしまうのですよね、結局。

今回日本がアメリカの正当性に賛同するという立場なら、それは広島・長崎に原爆を落とした事に対してのアメリカの正当性にも支持をする事にならないのだろうか? という考えが頭をよぎります。


2003年01月21日(火曜日)----すぎもと

走馬灯の時

ある人が居て、二十歳の頃急いでいた為に街角で出合い頭に人とおじさんとぶつかってしまいました。ビックリしてちょっと立ち停まって「すいませんでした」と謝った。そんな事がありました。長い人生の中で考えるとそんな事、無かったも同じ様な些細な出来事。八十歳に成って温かい家族に看取られて最後の息を引き取ろうとした時、走馬灯の様に自分の一生を見ました。現実の時間で言えばほんの一瞬の間の、ちょうど息を静かに吐いた位の時間に、一生の一秒一秒が手に取るように駆け巡ります。自分が祝福のもとに生まれ落ちた時から、今息を引き取ろうとしてるその八十年間の一瞬一瞬を、体全体で感じます。柔らかい光の中でやさしい音のない声が聴こえて来て、二十歳の頃の忘れて居たそのささやかな出会いの瞬間も見えます。その時初めて解るのです。もしあの若い時にあのおじさんと出合い頭に衝突しなければ、そのあと自分が飛び出して来た車にはねられて命を失っていたであろう事を……。

そういう走馬灯の瞬間が本当にあるかどうかボクにはおし測る事も出来ませんが、もしそういう事があったなら……なんて今日はボーっとしている時(いつもそうだっていう話しもありますが……)に考えてしまいました。人生の最後に解ける種あかしみたいな事。しかもそのひとつだけでなくて、もう数えきれないくらいに同じ様な奇跡が知らず知らずに起こっているのかもしれません。

よく事故に遭ってしまった飛行機とかに実は乗る予定だったんだけど、何か急用が出来たりして一本遅らせたから助かった、なんていう話しを聞いたりする事があります。実際にはその人が乗っていたら何かの運命が変わって事故にならなかったという可能性もある訳ですが、そういう事を置いておいても、その事故が実際に起こってしまった事があるから「命拾いした」という実感があるだけで、その人がその事故の事実を知り得なかったとしたら、ただ用事が出来て一本飛行機を遅らせただけとしか認識せずに一生を終える訳です。そう考えると本当にボクたちの生活の中で、自分が知らず知らずに助けられたり助けたり、何の縁もゆかりもない人達に支えられて生きているのではないかとも思えて来るものです。勿論助けよう、支えようなんて思って行動してない事が、知らず知らずに結果的にそうなっているような感じで。無意識に当たり前に動植物の命を取って食べているように。自分が受験に合格した時には、必ず誰かが不合格の人が居るような。顔も見た事のないその不合格の人が、実は今朝通勤電車で肩を並べてた人だったりとか。そういう事は必ずあるような気がします。そう考えると、自分は自分で生きているんだなんて、そんな事を考えてしまっている自分が傲慢に見えて来たりしてきます。そんな事に思考を巡らせている今という時も最後の走馬灯で懐かしく確認出来る時がくるのでしょうか。

練習スタジオにて

たまには練習風景の写真などを……。
どらむせっと

普段は勿論スタジオ備え付けのドラムセットです。まぁボクはマイ・ドラムセットなんか持ってないんですけどね。セットは欲しいんですけど、どうせ家でなんか叩けないし、スタジオにはいちいち持ってけないし、ライヴでもワンマンとかやれるバンドになれば持ち込みも考えますが……いつのことやら。

最近MDウォークマンで練習の音などを録音したりしてるんですが、マイク(ウォークマン用みたいなちっちゃいのでクリップ付きのヤツです)をスピーカーの近くの高めの位置にセットして録音してたら、近くに有る時計の秒針を刻む音を「コツコツ」と拾ってしまうので、今回はあまってるマイクスタンドに付けてみましたのです。これは成功。まぁエアコンの音を拾うのはお決まりなのでいいのです。大体本格的な録音ではないし、クリップして歪んだりもしてるし、確認用にはこんなもんでしょ、という感じです。

そして次の暗くて見にくい写真は、今のシーケンス・マシンです。
PowerBook1400c

YAMAHAのQY700からPowerBook1400cへと変わりました。シーケンス・ソフトは勿論Visionです。Freeになってキー損失の心配が無くて最高です。Midiオンリーなら、曲作りには他のを使ってても、ライヴの時だけVisionを使うっていうのはかなり使える使い方だと思いますね。余ってるノートとか中古でも安いのとか使えば、投資は少なくて済みますしね。ハードディスクのクラッシュさえ無ければQY700よりは使い勝手は格段にアップしたと思います。QYの頃は練習中に「じゃぁサビからもう一回!」なんていうのが邪魔くさかったのですが、今ではマーカーをビシバシと打って有るので、どこからでもかかってこんかい! って感じです。曲のストックにしても、曲の長さにしても一気に心配は無くなってしまいましたし、Qy700のプアーな音源部からも解放されて良い感じです。勿論QYはQYで良いんですけどね。



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