パザ日誌


2005年10月31日(月曜日)----すぎもと

ハロウィン・ライヴ

楽屋@Arcdeux

ハッピー・ハロウィン!

昨日は7月から続いた月1ライヴの、今年の締めくくりとなったArcdeuxのライヴでした。何度も言う様ですが、月1ライヴだなんて普通に皆やってるんでしょうけれど、うちのペースは年1回出来れば良い方だったので、本当にこの4ヶ月は快挙でした(苦笑)。でも、やっぱりライヴは面白い!

対バンはTHE BLOODS、よせなべLAND、Fourth Down Gambleの合計4バンド(敬称略)。pazapの出番は3バンド目でした。

1つ前に出演のよせなべLandさんがドラム・レスという事で、Arcdeuxのスタッフの方が、「出来る所までドラムのセッティングをして下さい」との事で、セッティングが非常にスムーズに出来たのは助かりました。ロック系のドラムのセッティングでは、ライド・シンバルがフロア・タムの上あたりに来る事がほどんどなので、ロー・タムのあたりにライドをセッティングするわたしといたしましては、余計な時間がかかってしまうのがネックですね。そのうえ、次のドラムさんにも迷惑をかけているのかも知れません(申し訳ないです)。

今日がハロウィンなので、その前夜である昨日はこれに合わせて『ハロウィン・ライヴ』というテーマにしてのライヴをしてみたつもりでございます。出番前のS.Eは映画『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』から。これはArcdeuxのスタッフの方々に好評だった模様です。やっぱりナイトメア・ファンは多いのですね。ただ、続けて流したのは実はナイトメアの曲じゃなくて、デューク・エリントンでございました。でもまったく違和感がないのは当たり前。この曲はナイトメアのブギーマンが歌う曲のアレンジの元ネタなのですね。これナイトメア・ファンにもあまり認識されてないんじゃないでしょうか? ナイトメア・ファンはエリントン聴かないのかな? ちなみに"The Mooche"っていう曲です。カッコいいですよ!

個人的には、今回はハイハット・スタンドも持ち込んだし、特にトラブルもなく快適だったのですが、Hell Dittyの途中でスネアのマイクがマイク・ホルダーからポロッと抜け落ちまして、スネアのヘッドに落ちました(笑)。流石に直す訳にもいかなかったので暫くそのままだったのですが、外にはどういう音で聞こえてるんだろ? と思いながら叩いておりました。幸いにもこの曲はブレイクが何ヶ所もあるので、最寄りのブレイクの瞬間にもの凄い早業でマイクをホルダーにセットし直しました。この日一番の見せ所でしたが、何人の人が分ったでしょう? はははは……。

7月からのライヴでは、押せ押せでやってまいりましたが、今回はずっとやってなかった『魔女』を最後に持って来てみました(最近では途中にインプロをはさむんですけれど、インプロをやってしまうと、倍の20分くらいになってしまう曲なので、今回はインプロなしのストレートなヴァージョンでした)。『ハロウィン・ライヴ』にはぴったりだと思ったので。打ち込みなしの『魔女』をライヴでやるのも初めてでしたですね。しかし、すっかり打ち込みバンドじゃなくなりましたpazapですが、いつかいきなりエレクトロニカをやったりするかもしれませんので、油断できませんよ(笑)。

諸般の事情によりまして、次のライヴは年を越してしまいます。真剣に金沢ツアーとか考えていたのですが、ちょっと延期せざるを得ないのが残念ですね。来年の目標は大阪と金沢でのライヴを実行する事ですかね。もちろん京都でもガンガンやっていきたいので、またよろしくお願いします!

それから、対バンの皆様、スタッフの皆様。そして勿論見に来て頂いた皆様。楽しいライヴをありがとうございました!

という事で、これからわたしはライヴ・モードから曲作りモードに入ります。本当に入ります。メンバーの皆様、疑わないで下さい。そして覚悟して下さい(笑)。はははは。

セット・リスト
  1. おやまのフジー
  2. Hell Ditty
  3. Toy Boy
  4. 魔女(No Impro Version)

2005年10月30日(日曜日)----すぎもと

ライヴ前

水曜どうでしょう:四国八十八ヶ所ハンカチ

北海道話の続きという事で、その北海道テレビの名物番組。といっても、今や地方局がヒットする時代。すでに全国区となった人気番組『水曜どうでしょう』のグッズである、『四国八十八ヶ所ハンカチ』を頂きました。ありがとう。

ちゃんと我が故郷の隣町、我が母校もある――というか、まだある。かろうじてある。ただし首の皮一枚という感じですか――日和佐町の第23番札所、医王山薬王寺の名前も有ります。

さて、昨夜はバンドでスタジオ入り。今回は今までより持ち込み機材が増えたので、それを全部持って行きました。ちょっと大変ですが、ハイハット・スタンドとかは、もう明らかに自分の方が踏みやすい訳でして、毎回持って行きたいくらいなのですが、やっぱりかさばるので大変なんですよね。クラッシュも今回は1枚は持ち込み。スプラッシュも使おうかと思いましたが、セッティングにこれ以上時間をかけたくないので、今回は見送りです。

最終のリハは、結構まとまってる感じで、今日のライヴは調子良くいけるんじゃないか……と思ったりもしますが、これだけはなんとも。なんせ舞台には魔物が住んでいますからねぇ。

そうそう、スネアのヘッドを張り替えるついでに、ラグのボルトを増締めしとこうと思ったら、2つのラグが壊れてるのを発見してしまいました。ライヴ前に(苦笑)。まぁそれほど問題がない感じだったのですが、念のために裏側のラグと交換しておきました。しかし、壊れてる場所が手前左手側、つまりバック・ビートのスネアをリム・ショットをかけて良く叩く場所なので、そのせいかもしれませんね。また後日、部品を調達して交換してみたいと思います。

さて、そろそろ出かけないと!


2005年10月28日(金曜日)----すぎもと

北海道だらけ

ライヴも近くなって参りましたし、昨日と今日は個人練習でスタジオ入り。昨日ウォーミング・アップでフランク・ザッパの"The Orange County Lumber Truck"を叩いてたら、この前の練習でこさえた右手親指の水ぶくれが潰れたのでした。今日もこの部分が痛くてたまりまへん。おまけに左手にもマメができてますし(苦笑)。この調子でライヴがんばるぞ! という感じで、ライヴのためにさっきゲイト・ウェイで買って来たRemoのパワーストローク3を、これから張り替えようと思います。

話変わって、最近北海道ウォーカーという本を初めて見たんですけれど、一番面白かったのは番組欄。放送局名が「北海道放送」「札幌テレビ」「北海道文化放送」「北海道テレビ」「テレビ北海道」って、これ凄いネーミングですね。「札幌テレビ」っていうのは分りやすいですし、「北海道文化放送」っていうのも分るんですが、問題はその他の放送局名。特に「北海道テレビ」があったら「テレビ北海道」っていう名前は普通付けんだろ? とかって思うんですが(もちろん逆もそう)、これ、北海道の人は慣れてて混乱しないんでしょうね。他から行った人は慣れるまでは訳が分からないんじゃないでしょうか?


2005年10月27日(木曜日)----すぎもと

フェニックス・ホールのおもひで

フェニックス・ホール

そういえば、大阪は梅田のフェニックス・ホールに行ったのは、あれは3月19日の事でした。この日誌に書こうと思っていて、書きそびれていたのでした。そういえば、他にもすっかり書きそびれている事が山の様にある気がしますが(苦笑)。京都文化博物館で聴いたリゲティとか、Tranq roomで聴いたHemlenのレコ発ライヴとか、大友良英さんのアコギ・ソロとか。この前のRagで見た荘園さんとか。あ、fujiiさん、今回は5連がちゃんと分りましたですよ! あれはカッコいい曲ですね。前回は頭痛でぼーっとしてたので、すっかり聞き逃してたのです。5連が有ればご飯が何杯でも食べられる程5連好きな私としましては、本当に恥ずべき事だと反省しております。ちなみにここ最近でカッコいい5連を紹介しますと、simのファースト・アルバムに出て来る植村昌弘さんのドラムです。エレクトロニカの中で何度も出て来る生ドラムの5連フレーズは痺れます。ハイハットとかの5連とか、凄くカッコいいです!

おっと、話がそれましたが、この時に行ったコンサートはシリーズもののレクチャー・コンサート『ピアノはいつピアノになったか?』の第8回(最終回)で、『ピアノとテクノロジー』というタイトルがついておりました。

もちろんタイトルからも分る通り、このシリーズはピアノをテーマにしておりますので、基本的にテクノロジーと言えども、MIDI制御をしても鳴るのは生ピアノです。開場にはグランド・ピアノと、内部が見える様に開いているアップライトの自動演奏ピアノ。人力ピアノを演奏するのは、なんと大井浩明さんというこの上ないキャスティング! それで自動演奏にはナンカロウの『プレイヤー・ピアノのためのスタディー』より『7番』と『9番』と『タンゴ?』。リゲティの『ピアノのための練習曲』より第14番aの『終わりのない柱』などが演奏されるのですから、こんなのを聴けるチャンスはめったにないですよ。しかも大井さんが人力でナンカロウの『タンゴ?』を弾くなんて。生の『タンゴ?』も感動的な演奏でございました。リゲティも凄かった!

このコンサートで司会を努めたのは、作曲家の三輪眞弘さん。実は私はナンカロウとかリゲティとかの文字に浮かれて、司会が誰かなんて考えてもおりませんでした。で、このフェニックス・ホールに行く直前、新しくオープンした頃のJeugiaハービスEnt店へ初めて行きまして、特価品コーナーで前から欲しいと思っていて買えてなかったCDに遭遇したのです。『赤ずきんちゃん伴奏器』というCD。そう三輪眞弘さんのCDです。なんと新品で500円(苦笑)。ラッキー! と喜んでフェニックス・ホールに向ったら、その本人が司会をされていてビックリしたのでした。その時に初めて司会が三輪さんだと気付いたという、なんとも間抜けな話ですが(苦笑)。

いやいや、今頃何故こんな事を書いているのかといいますと、大井浩明さんのブログや、三輪眞弘さんのニュース・ページにて、このフェニックス・ホールで演奏された、三輪さんの曲『東の唄』が公開されております。しかも1曲まるごとです。聴いていたらあの時の感動が蘇って来まして、つい書いてしまった訳です。『東の唄』については三輪眞弘さんの解説されているページをどうぞ。

そうそう、この日の大井さんのブログが面白いです。打ち上げにこの日にぴったりのお店へ行かれたのだとか。それがなんと「南花樓」というお店。そう「ナンカロウ」と読みます。しかも、そのお店においてあるピアノで、ナンカロウを演奏したのだとか。「南花樓」で「ナンカロウ」(笑)。聴く事が出来た人は幸せですね!


2005年10月26日(水曜日)----すぎもと

管弦楽

先日NHK-FMを付けると、バレンボイム指揮のウィーン・フィルで、モーツアルトのピアノ・コンチェルトをやっていて、何とウィーン楽友協会からの衛星生中継だそうでした。

今ウィーンで実際にやっているコンサートの模様が、日本のラジオから流れるっていうのはまったく凄い時代ですが、回線の問題でライヴ放送が中断してるのには、何故かちょっとほっとした気がしました(笑)。数分後には繋がったのですが、曲の途中だっただけに、楽しみにして聴いてるモーツアルト好きなおじさんは烈火のごとく怒ったのでしょうね。後日、録音を改めて放送するんですかね? それだったらライヴ中継の意味がないような気もするので、絶対にしないで欲しいと個人的には思います(笑)。演奏もライヴですが、放送もライヴ。これがライヴの醍醐味でしょう。アクシデントも含めて。もし再放送するなら、是非演奏を中断するのも込みで。

それはそうと、更に数週間前、これまたNHK-FMを聴いていたら、確か武満徹さんの「弦楽のためのレクイエム」をやってて(今、変換したら「減額のためのレクイエム」ってなって笑いましたが。これだと節税のベスト・セラー本のタイトルみたいで楽しいですね)、演奏が終わった後に「管弦楽は……」とかって演奏者を紹介してたのには違和感を感じました。だって「弦楽のための」っていうくらいだから管楽器は入ってないんでしょう? それを「管弦楽は……」って言われると変な気がしますよね。「演奏は……」の方が良いんじゃないかと思いますけれど。

オーケストラの事を「管弦楽団」なんて言いますけれど、じゃティンパニは管楽器なのか? それとも弦楽器の方なのか? って事で、打楽器は差別されてる気になりますね。バルトークの「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」を通称「弦チェレ」なんて言いますが、これを「弦打チェレ」って言わないあたりも、やっぱり打楽器は日陰の存在なのでしょうけれどもね(笑)。

打楽器っていうと、シュトックハウゼンの新譜が2つ出ましたけれど、そのうち全集79は打楽器作品集です。うーん、早く聴いてみたい!


2005年10月25日(火曜日)----すぎもと

Jeugia四条店仮店舗オープン

四条通りの烏丸を西に行った北側にあったJeugia四条店が、ビルの工事によりまして、先週末から移転して仮店舗にて営業しております。

週末にはこのオープンを記念しまして、セールなどをしていたのですけれども、結局行くことが出来ませんでした。クラシックの輸入盤CDが1枚1000円セールっていうのが気になってたんですけれど。Jeugiaもプラッツ近鉄の新星堂も、輸入盤の仕入れにちゃんと現代モノを扱ってるあたり、好感が持てますし、だから、こういう輸入盤のセールにも現代モノが入ってるので、チェックは必要なのですよね。

よって、昨日は遅ればせながら見に行ってみました。セールは日曜日までという事だと思っていたですが、昨日もちゃんとやってました。通称「エサバコ」と呼ばれてる(←どこで?)よくある特価品コーナーかと思いきや、ちゃんと棚(しかも2つ)に入っててビックリ。現代モノもそこそこあったんですけれども、これぞ! っていうのがなくて、結局何も買いませんでした。シュトックハウゼンものもあったのでどうしようか迷ったんですけれど、我慢しましたです。やっぱり良いのは買われてしまったかなぁ? 本当は金曜日に行こうと思っていたんですが、Nu茶屋町に行ったのは失敗だったかなぁ……(苦笑)。

でも、まだ魅力的な商品が残ってるので、クラ・ファンは要チェック! くら寿司ファンの事じゃないぞ! いや、くら寿司ファンも行くべし(笑)。


2005年10月24日(月曜日)----すぎもと

水戸黄門第35部

やっぱり、月曜日は水戸黄門ですなぁ。今日で今シーズン(第35部)始まって3話目でしたけれど、今シーズンの1話目のスペシャルは、お決まりの「火」――水戸黄門のシーズン1話目は必ず「火」が出ます。火事とか――も出ましたが、それよりも丹波哲郎が出たのにびっくりした。前回のシリーズ最終回には登場しなくて心配していたので、体の調子が良くないのかと心配しておりました。一緒に最終回も撮っておいたのでしょうか?

それから、これも前シリーズの後半から気になってた事なんですが、鬼若(照英)がいつまでアキを肩に乗せられるのか。子供はどんどん成長していきますからね。これも今シリーズ第1話から乗らなくなりました。ホッとしましたよ(笑)。

あと、先週の第2話は徳島だったんですが、これ本当に徳島ロケだったんですよね。徳島県ロケーション・サービスや、購読している徳島のメール・マガジンで情報は得ておりました。

ただ、今シリーズの不満は、水戸黄門って1話完結のストーリーと、シリーズを通してのストーリーがありまして、今シリーズは闇の布袋とか北斗の桔梗なんていうのが黄門一行を狙ってるんです。今までだとこういう全体のテーマっていうのは、シリーズ中に何度か出て来るだけだったと思うんですが、今回は何かしら毎回出て来るんですよね。これが余分だと個人的には思いますね。普段はちゃんと1話完結だけにして欲しいです。

あ、他に書く事があったのに、気がついたら水戸黄門の事書いていた……(笑)。昨晩遅くに毎日放送でやってた堀ちえみのライヴを見てたら睡眠不足で辛いので、今日の所はこのへんで……。


2005年10月23日(日曜日)----すぎもと

10インチのスネア・スタンド

SSD1050とSS652

今日も昼からスタジオへ籠って、2時間の個人練習。なかなか気持ちよく叩けたのですが、右手の親指に水ぶくれ。左手の薬指の皮がむけました。痛い! ライヴ一週間前にこんなんじゃ、次のライヴが思いやられます(苦笑)。いつも左手の親指にはよく水ぶくれが出来るのですが、右手に出来るのは珍しいです。ちなみに薬指がむけたのは、レギュラー・グリップで叩いてたからです。

まぁ、今からだったら1週間休養して、ライヴには直ってるでしょう(ははは。練習しろ!)。

さて、昨日書いたYamahaの10インチのソプラニーノ・スネア・ドラムですが、これをどうセッティングするのか、ちょっと悩みました。

方法は大まかに2つ。1つ目はスタンダードにスネア・スタンドに乗っける。もう一つはタムみたいにタム・スタンドにセット出来るのです。初めはシンパル・スタンドにアタッチメントを取り付けて、それにタム・クランプを付けて装着しようかと思ったのですが、これならいつも重いシンバル・スタンドを持って行かないといけない。それは大変だし出費もかさむので、やっぱりスネア・スタンドにすることにしました。

ただ、Yamahaのカタログをみても10インチのスネア・スタンドが無いんですよね。現行の10インチ・スネアが出てるにもかかわらず。つまり、10インチはタム・スタンドに取り付けろって事なんでしょう。で、Yamahaから出ている小径スネア用のスタンドは12インチ用のSS652っていうのがあって、これが定価5250円(税込み)とお手頃なんですね。Tamaとかには10インチ正式対応のスネア・スタンド(HS70PW)があって、これを買おうかなと思ったんですけれど、その前にYamahaのSS652もアームの調節を狭めたら使えないかな? とネット上を検索してみました。が、そういう情報が見つからず。しょうがない、こういう時はやっぱり販売店だ! と思って、ドラム専門店Gateway京都店へ。店員さんに聞いてみると「多分大丈夫でしょう。やってみましょうか」とSS652の在庫品を開封してくれまして、店内にあった10インチ・スネアを実際にセッティングしてくれました。結果、みごとにホールド! 即購入いたしました。やっぱりこういう事はドラム専門店だねぇ。素晴らしい!

SSD1050(アップ)

ネット上にこういう情報がなかった事もありましたし、同様の悩みを持つ方も居るかもしれませんので、どういう感じで使えてるのか写真を載せておきます(2つの写真とも大きい写真にリンクしてありますので、分りにくい方はクリックしてみて下さい)。

見ての通り、10インチ専用のスタンドではないので、ちょっと無理があるのはしょうがないです。アーム部分がすぼんで、斜めにホールドする感じにはなります。でも、アップの写真の通り、ちょうどフープの上下部分にラバー部が当たるので、ボディに負担をかける事もないですし、叩いていてもまったく気になる事はないです。

勿論、これはSSD1050とSS652の場合の事であって、他のスネアだったらどうかっていうのは保証しかねますし、仕様変更などにより出来なくなる事もあるでしょうから、もしこれを参考にしようという方は、くれぐれも自己責任でお願いします。


2005年10月22日(土曜日)----すぎもと

サイド・スネア

BMWの飛行船

来週の日曜日がライヴなんですけれど、今週末はメンバーの都合が合わずにリハはなし。それで、午後からは個人練習するためにスタジオに出かけました。

個人練習はドラムレスでクリックの入った音源を流して、それに合わせて練習するんですが、今回練習したい曲のマイナス・ワン音源がなかったので、昼前からあわてて音源の編集をして、AIFFファイルに書き出して、iTunes経由で圧縮なしのままiPodに入れて、なんとか出かける時間に間に合いました。

iPodはMP3プレーヤーっていう呼ばれ方をしていて、実際(AACも含めて)そういう圧縮音源を聴くものというイメージがある……いや、もうそういうイメージも無くなっているのかも知れませんが、圧縮なしのWAVだとかAIFFとかのCDクオリティ(16bit/44.1kHz)での再生も、更には試した事はないですが、24bitの再生も出来るっていうのをどこかで読んだ記憶がありますし、圧縮音源のプレーヤーという使い方以外の使い方も出来るのです。勿論、音楽の聴けるハードディスク・ドライヴとしても使えますし。

そんなこんなでスタジオに向おうと外に出てみると、頭の真上を飛行船が飛んでおりまして、たまたまデジカメを持っていたものでパチリと撮ってみました。ちょっと電線が写ってしまってるのが残念な所でありますが、飛行船はBMW Japanの広告として飛んでいた模様です。既に森に帰ってしまった、森を憎むと書いてモリゾーと木を殺すと書いてキッコロも見えますが。でも飛行船って割と速く飛びますね。どれくらいの速さで飛べるのでしょう?

飛行船を見ながらスタジオに向い、今回のライヴ用のセッティングで練習してみました。

前回のライヴから増えたものは、カウベルとブロック。それからサイド・スネアを入れてみました。Yamahaの前のステージ・カスタムの10インチ、ソプラニーノ・スネア・ドラムSSD1050です。先週末にJeugiaの三条本店で行われていた「ドラム放題」で購入したものなんですが、1台限りなんと税込み3900円弱くらいでした。デッド・ストックなんでしょうけれど、いくら元々高いスネアじゃないにしても、安いので買っちゃいました。試奏させてもらったら、結構いい感じだったし。これで前からやりたかった生ドラムンベースとかやってみたいですね。V-Bassもギター・シンセも駆使して。


2005年10月21日(金曜日)----すぎもと

嬉しがり

Nu chayamachi

大阪から帰って参りました。そう、昨日オープンしたばかりのNu chayamachiへ行って来たのでした。まったくの嬉しがりですな、これは(苦笑)。

オープンしたばかりという事で、混雑は覚悟していったのですが、そんなに混んでる訳でもなく、割とゆっくりと見る事が出来て良かったです。と言っても、ワタシの見る所はタワーレコードとイシバシ楽器くらいなのですけれど(苦笑)。夜に行ったっていうのも有るのでしょうが、レストラン・フロアはかなり混んでおりました。

入店するとエスカレーターですぐに5階まで。ここのイシバシ楽器は通路もゆったりとしてますし、楽器ごとにきっちりと区切ってあって、とっても見やすい印象です(個人的には心斎橋パルコの上の方が好きかも)。試奏できるRolandのV-Drumが数台置いてあったので、人が叩いてるのを聴きながらデモDVDを見ていたら、店員さんに「どうぞ!」と言われたので、ありがたく頂戴いたしました。オマー・ハキムが出演してるやつで、見るのが楽しみです。そんな事をしているうちに、試奏してた人が終わったみたいなので、せっかくだからV-Pro Series TD-20K-Sっていうヤツですかね。2タム・2フロア(?)でシンバルが3枚のツイン・ペダルのヤツを叩かせてもらいました。これは楽しい! Yamahaのような堅いパッドじゃなくて、Rolandのはメッシュのヘッドなんですが、個人的にはスネアはなんか違和感がある感じがしました。沈みすぎる感じがして気持ち悪いんですよね。これ、ヘッドのテンションって変えられるのですかね? もっと張れるのならもっと印象が変わるんでしょうけれど。まぁこれは好みの問題なんでしょうけど。あと、最近のは各社ともハイハットのスプラッシュ奏法対応なんですね。凄いなぁ。それにしても、コイツは本物のドラムっぽい感じで叩けるので、調子に乗って叩きまくってしまいました。恥ずかしい(笑)。

それからドラム・コーナーを見学して上のタワレコへ。ここのタワレコは2フロアなのですが、とりあえず上の階のクラシック・コーナーへ直行。クラシックだけはちゃんと別の部屋っぽい所にあって期待が持てたのですが、やっぱりフロア面積と現代音楽コーナーの規模は正比例しませんでした。これは有る意味予想通り。現代音楽コーナーは隅っこの棚1つ分くらい(ん? いや半分くらいか?)。京都でいうと、京都駅前プラッツ近鉄の新星堂の現代音楽棚と同じくらいですかね。一応シュトックハウゼン・コナーもありまして、全集から3と4と5。やっぱり高価でここでは買う気はしないですね。それとアバド指揮の『セリー主義』っていうCD(『グルッペン』が入ってる)のと、Montaigne盤の『ヘリコプター四重奏曲』の計5枚也。『ヘリコプター四重奏曲』っていうのは、オペラ『光』の中の曲で、弦楽四重奏団がヘリコプターで飛びながら演奏するんですが、このMontaigne盤は全集と同じ録音だそうです。ただ全集はこの録音とは別に、確か弦楽四重奏のみのヴァージョンが入ってるんですよね? ワタシはまだ持ってないので聴いてみたいのですが、全集の方を買いたいのでこのMontaigne盤は我慢しているのです。

現代音楽系は心斎橋店の方がいいですねっていうのは、難波店が出来た時の印象と全く同じです。新宿店くらいの規模とまではいかないまでも、もうちょっと充実させてくれてもいいのになぁ……。とぼやいてばかりいてもしょうがないので、記念に1枚購入しました。買ったのはTower Records Vintage Collectionっていうシリーズの9作目。ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ(Hans Werner Henze)の『ナターシャ・ウンゲホイエルの家へのけわしい道のり』っていう、バリトンとピアノ四重奏とフリージャズ・アンサンブルとハモンドオルガン、それに打楽器にツトム・ヤマシタが参加してるもので、1971年ローマ録音の日本初CD化だそうです。これがなんと税込み1000円とはお得ですな。

しかし、ツトム・ヤマシタ氏は何度がお見かけした事はありますが(というか、よく考えたら二条城でのコンサートで裏方の手伝いした時に楽器のセッティングもちょっと手伝ったし、リハも本番も生演奏聴いてるのでした。今思えば凄い経験だなぁ……。あとLiveSpot Ragでも1度お見かけしました)、CDで聴くのはこれが初めてです。SternKlang-Disk店長さんのブログの1つ池袋Music.non Stop!9月17日のエントリー『 ツトム・ヤマシタGO TOO 異質なものの邂逅による大傑作』を読んで聴いてみたいなぁ……と思っていたので、その前にまずこれを聴いてみようと思います。

あ、それから関堂さんの19日付の日記で書かれている、ここNu chayamachiのCMやサイトのトップ・ページで使われているエレクトロニカっぽい曲は、私も好みな感じです。今日の日誌で使ってる今日撮って来た写真の、Nu chayamachi建物正面にある目玉みたいなディスプレイがある辺りでは音楽が流れていて、ひょっとしたらあの曲かな? と思って暫く聴いてみたんですが、少なくとも今夜流れていたのは、あのCMの曲と同一ものもではなかったです。ただ、ひょっとしたら同じアーティストの曲かもしれませんが。あのCM曲は既存曲かもしれませんが、ひょっとしたらこの為に作られた曲なのかも知れませんですね。いずれにせよ、気になる曲ではあります。



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